日園連

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第41回全国カキ研究大会を開催

丸森啓司全果連カキ部会長による主催者挨拶
園地視察の模様

  全国果樹研究連合会(全果連)は8月26日〜27日、岐阜県岐阜市にて、第41回全国カキ研究大会岐阜県大会実行委員会、岐阜県園芸特産振興会、全国農業協同組合連合会岐阜県本部との共催で第41回全国カキ研究大会を開催した。会場の「岐阜グランドホテル」には、全国のカキ生産者や指導機関の関係者約840名が参加した。
 今回の第41回大会は「伝えよう柿の魅力・産地の想い〜世代を超えて〜」を大会テーマとして講演・事例発表が行われた。
 講演に先立ち、丸森啓司全果連カキ部会長、桑田博之全国カキ研究大会岐阜大会実行委員会副会長が主催者挨拶を行い、上手繁雄岐阜県副知事、細江茂光岐阜市長から歓迎挨拶を、水間史人農林水産省東海農政局長、洞口博岐阜県議会議長から来賓挨拶をそれぞれいただいた。
 全果連会長賞は、岐阜県本巣市の加藤泰一氏が受賞した。加藤氏は、昭和40年から柿園の間伐を始め、当時は一般的ではなかった摘蕾摘果の徹底を、先進的に取組み、大玉果づくりを実践し、また、技術普及のため、自らリーダーシップをとり地域へ普及させた。また、平成9年には「富有」の袋掛け栽培を開始し、糸貫柿産地の独自ブランドである「おふくろ柿」を定着させた。また、平成18年からは、岐阜県園芸特産振興会果樹部会長として、県下全域の産地への生産振興と有利販売が展開できるよう尽力された。
 続いて、講演として「世界のカキ生産状況と輸出」を演題に(独)農研機構果樹研究所・山田昌彦品種育成・病害虫研究領域長、「カキ等の果実の生産における微生物汚染と安全性確保」を演題に近畿大学生物理工学部食品安全工学科・泉秀実教授より講演が行われた。
 引き続き、事例発表では岐阜県・村木宣和氏、新潟県・笹山茂雄氏、和歌山県・和田康秀氏の3氏による事例発表が行われた。
 最後に「大会決議」を全会一致で採択し、閉会した。

【 研究大会決議(要旨) 】
1.消費者に喜ばれ、安全・安心で高品質なカキの安定生産に努める。
2.生産者自らが消費拡大に向け、「毎日くだもの200グラム運動」の実践や、「食育」活動を積極的に推進し、次世代に向けた食生活の啓発を図る。
3.産地戦略にあった六次産業化による新たな需要創造や、海外輸出等の推進など新たな分野に挑戦し、産地改革に挑む。
4.産地間相互の連携を保ち、カキの美味しさなどをPRすることにより、全国カキ産業の発展を図る。

(日園連業務部落葉果樹課)