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第51回全国モモ研究大会を開催

  全国果樹研究連合会(全果連)は6月16〜17日、長野県長野市において、第51回全国モモ研究大会長野県大会実行委員会との共催で第51回全国モモ研究大会を開催した。会場の「若里市民文化ホール」には、全国のモモ生産者や指導機関の関係者約550名が参加した。
 今回の第51回大会は「『高品質・早期多収・軽労化へのチャレンジ』〜らくらく低樹高で儲かるモモつくり〜」を大会テーマとして研究発表・事例発表が行われた。
 研究発表に先立ち、小澤博全果連モモ部会長、萩原正明第51回全国モモ研究大会長野県大会実行委員長が主催者挨拶を行い、石田寿農林水産省関東農政局長より来賓祝辞、中島恵理長野県副知事、木幸一郎全農長野県本部長から歓迎挨拶が行われた。
 次に全果連会長賞の授与式が行われ、長野市篠ノ井の杉村貢氏が受賞された。杉村氏は、生産者の有志により設立された「篠ノ井O.P会(O=大草、P=ピーチ)」発足当初から会長を務められ、研究、技術向上を進めるとともに、各地からの視察を受け入れるなど、地区内外のモモ振興に貢献した。また、いち早く低樹高栽培を組織的に導入して、「疎植低樹高・篠ノ井流大草仕立て」を確立した。
 続いて、岐阜県中山間農業研究所の宮本善秋氏より「モモの樹体凍害の発生状況と台木による発生軽減」、長野県果樹試験場の岡沢克彦氏より「モモにおける樹体凍害の発生原因と発生軽減対策」について研究発表が行われた。
 引き続き、倉敷浅原園芸組合の室山浩二郎氏(岡山県)より「若木時代から多収で美味しいモモづくりを目指して」、笛吹市産業観光部の雨宮良秋氏(山梨県)より「全国桃サミットIN笛吹〜魅力あふれる桃で世界に幸せを広げよう〜」、JAグリーン長野の吉澤周治氏(長野県)より「らくらく栽培、早期高品質多収生産を目指して」と題して、3氏による事例発表が行われた。
 最後に、研究大会は下記の「大会決議」を全会一致で採択し、閉会した。

 

【 大会決議 】

1.TPP交渉大筋合意内容に関する十分な情報提供と万全な国内対策を求め、我々農業者の不安が払拭されるまで協定批准に反対する。
2.優良品種、新技術等の研究・探究を継続し、高品質でおいしい果実生産を追及する。
3.早期多収、低コスト・省力・軽労化栽培により、更なる生産性・収益性の向上を図り、足腰の強いモモ生産・経営を目指す。
4.環境保全に配慮した生産に取り組み、消費者に信頼される安全・安心なモモづくりを実践する。
5.国民の健康増進や次世代の健全な食生活のため、「毎日くだもの200グラム運動」および「食育」を推進し、関係者が連携した更なる消費拡大を図る。

(日園連業務部落葉果樹課)