日園連

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日園連柑橘技術員研修会を開催

 

 日園連は、5月30〜31日に熊本県において日園連柑橘技術員研修会を開催した。今回の研修会には、地元熊本県をはじめ、全国の柑橘産地から約50名の柑橘技術員や農協関係者が参加した。

 1日目の現地視察では、JA熊本うき管内の大口地区・大口西部地区の基盤整備された露地みかん園、肥のゆたか(不知火系統中晩柑)、ハウスみかん園等の視察を行った。
 2日目の研修会では、
初めに農林水産省農産局果樹・茶グループ果樹振興班 課長補佐・淺野真宏氏より「新たな果樹農業振興基本方針」における基本理念や施策内容についてご説明いただいた。

 また、講演として、農研機構九州沖縄農業研究センター 九州沖縄果樹研究調整役・吉岡照高氏より「地球温暖化の環境におけるカンキツの生産安定に向けた諸対策について」と題して、現状の気候変動・温暖化が柑橘類の栽培に及ぼす影響とその課題や対策例、さらにはカンキツ産地の将来について発表していただいた。

 講演に引き続き、「地球温暖化の環境におけるカンキツ産地での生産課題や対応策と優良事例について」をテーマに、高温・乾燥による各産地の問題点や対応策、技術指導例等について討議を行い、技術員間で活発な意見交換が行われた。


(日園連業務部生産振興課)