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全国果樹研究連合会(全果連)は7月16〜17日、鳥取県鳥取市にて、第43回全国カキ研究大会実行委員会との共催で、第43回全国カキ研究大会鳥取県大会を開催した。会場の「とりぎん文化会館」には、全国のカキ生産者や指導機関の関係者約300名が参集した。
今回の第43回大会は「カキ産地の未来を描く〜特色ある品種を生かした産地づくり〜」を大会テーマとして、記念講演・事例発表・産地視察が行われた。
記念講演・事例発表・産地視察に先立ち、全国果樹研究連合会カキ部会・川崎一也部会長並びに第43回全国カキ研究大会実行委員会・岡本達眞委員長より、主催者挨拶を行い、鳥取県農林水産部・中島和彦部長、全国農業協同組合連合会鳥取県本部・沢登幸徳本部長からの歓迎挨拶に続いて、農林水産省中国四国農政局・小坂田章志局長より来賓祝辞を頂いた。
全果連会長賞は、JAとっとりいなば郡家柿生産部が受賞した。同生産部では、徹底した栽培基準の遵守、品質の維持管理に努めており、「花御所柿GI登録に向けた研究会」を立ち上げ、200年以上の歴史を持つ「こおげ花御所柿」の地理的表示(GI)登録に尽力された。
続いて、「鳥取県の果樹農業の概要」について鳥取県農林水産部農業振興局生産振興課より説明後、岐阜県農業技術センター・新川猛氏より「進む気温上昇とカキ果実生育の変化〜着色・肥大・成熟の変動とこれから〜」を演題に記念講演が行われた。
続く事例発表では「特色ある品種を生かした生産振興」をテーマに、福岡県農林業総合試験場果樹部・松本理央氏より「『秋王』の振興と安定生産の向けた取り組み」について、JAしまね出雲平田柿部会・高木脩氏より「神話の国出雲で作る西条柿『こづち』を活かした産地の取組み」について、鳥取県園芸試験場果樹研究室・稲本俊彦氏より「『輝太郎』の品質向上および安定生産に向けた取組み」について発表が行われた。
最後に、以下の「大会決議」を全会一致で採択し、閉会した。
【大会決議(要旨)】
1.気候変動や自然災害に的確に対応する栽培技術の確立と普及を図り、安定生産による所得向上と経営基盤の強化に努める。
2.スマート農業技術等新技術の導入を積極的に進め、作業の軽労化・省力化を実現し、将来にわたり意欲を持って取り組めるカキ生産体制を構築する。
3.特色ある品種を生かした産地づくりを進め、産地の個性を生かしたブランド力の強化を図るとともに、新規就農者の確保・育成と円滑な技術継承に取り組む。
4.消費者に信頼される高品質で安全・安心な柿づくりを基本に、カキの持つ機能性や魅力を積極的に発信し、「毎日くだもの200グラム運動」や食育活動を通じて、更なる消費拡大を推進する。
翌日の産地視察では、八頭郡にて、輝太郎や花御所等の園地や柿経営モデル団地を視察し、参加者相互に活発な質疑応答が行われた。
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